車検を取得し、無事に再始動してから2週間経過したのだけど、公私共に忙しく、ご近所散歩の試走しか出来ていない。
それでも、150kmほど走行したことで、色々わかってきたこともあるし、調子も良くなってきている気がする。
![イメージ 1]()
今回は備忘録も兼ねて、レストア作業等において、どんな作業をしてどんなパーツを使ったのかをメモしておくこととする。
足回りの吸気のセッティングについてはまだまだ煮詰めてる必要があるので、今回は割愛。
【F足回り関連】
![イメージ 2]()
・Fフォーク
GSX-R400R(GK76A)のSPフォーク+ウィニングラン製5cm延長キット。左インナーチューブは新品。右インナーチューブは中古品再利用。フォークはシール類全部交換のオーバーホール実施。フォークオイルの量と粘度はGK76Aの標準値。
・Fホイール周り
RGV250Γ(VJ22A)STDのノーマルFホイールをウレタン白で再塗装+ベアリング新品交換+アルミエアバルブに変更。リムの側面にはダークピンクのリムテープ、リムの内側には蛍光ピンクのリムテープ。アクスルシャフトはVJ22Aの純正品。アクスルボルトにはチタンボルトを採用。タイヤはCRAFTYに在庫していたミシュランのパイロットロード3(120/60-17)
・ステム周り
RGV250Γ(VJ22A)STDの三叉をステムシャフト打ち替えで流用。キーシリンダーはヨンガン純正を使用し、ハンドルロック出来るようにトップブリッジ側を加工。ハンドルストッパーも加工済みで、ハンドルの切れ角はノーマルより少なくなっている。
・Fブレーキまわり
マスターはブレンボのラジアルポンプΦ16、キャリパーはブレンボ鋳造ストリート、ホースはステンメッシュ。パッドはブレンボ純正。マスタータンクもブレンボで、タンクステーはアルミ棒を曲げたやつでスッキリと装着。
FディスクもVJ22AのSTDディスク(インナーが鉄なのがSTD、アルミなのがSPなのです)。厚さが4mmなのでそろそろ交換時期。キャリパーサポートはMrGo!ちゃんから譲り受けたもの。
・Fフェンダー
メーカー不明のカーボン製。悪魔工房に10年近く在庫していたもの。元々の穴の位置で固定しようとするとタイヤにぶち当たってしまうので、ステーを作って少し浮かせる感じで装着。
・メーターケーブル
VJ22用の純正ケーブル+5cmの延長ケーブル(ハリケーンだったかな?昔セローで使ってたやつ)
・ステアリングダンパー
NHK製のヨンガン用+Φ54フォーククランプで装着
【R足回り関連】
![イメージ 3]()
・Rホイール
VJ22A用の4.5J17インチホイール。蛍光ピンクに塗装。タイヤはメッツラーのレンスポルト150/60-17。ホイールベアリングは新品交換。エアバルブもアルミバルブに変更。
・Rブレーキまわり
RキャリパーとRマスターはインナーパーツ全交換のフルO/H。外側は耐熱ブラック塗装。トルクロッドも黒に塗装。
ブレーキホースはステンメッシュ。Rディスクはヨンガンの純正。ディスクボルトはVJ22用の純正ボルト。VJ22ボルトを使うために、ヨンガンのディスクのボルト穴をΦ8mm→Φ10mmへ拡大。
キャリパーボルトを長いものに変更し、10mmのカラーを使い内側へキャリパーをオフセット。
アクスルシャフトはヨンガン純正、ホイールカラー類はVJ22用なのかヨンガン用なのか詳細不明。
・動力伝達系
チェーンは新品の525サイズ。ドリブンスプロケは元々付いてたアファムを流用。ハブダンパーは新品交換、スプロケハブは掃除して黒塗装。スプロケオフセット用のカラーが装着されていたのでそれもそのまま流用。多分、リヤホイールはオートボーイ製のVJ22ホイール移植キットで組まれているっぽい。
ドライブスプロケは純正を装着。前オーナーはチェーンライン合わせのためか、ドライブスプロケ内側にワッシャーを入れていたが、それによりスプロケの噛み合わせが薄くなっていたようでドライブシャフトのスプロケットスプラインが削れてなくなってしまっていた為、今回はワッシャー無しで純正スプロケを装着。とりあえず残っていたスプラインでスプロケットとシャフトは噛み合うことが出来た。チェーンラインは多少ズレているのかもしれないが、これはスプロケットの削れ方などを注意深く観察することとする。
ドライブスプロケットカバーはΓのロゴを象った、削りだしカバーに変更。
![イメージ 12]()
そのまま装着したらチェンジロッドが当たってしまったので、数ミリ内側に追い込むように加工。
・Rサス周り
RサスペンションはGSX750S3用のオーリンズ。全長が30mmほど長いためかなりのケツ上げとなっている。オートボーイ製と思われる車高調リンクは一番短く調整済みだが、それでも純正より結構ケツ上げ。
おいらが重量級ってこともあり、Rサスは良い仕事をしてくれている。
![イメージ 5]()
![イメージ 4]()
【エンジンまわり、吸排気系】
・腰下
分解せず。特に異音もしないので様子見。クラッチも開けていないのだが、滑りもなく好調。
・腰上
分解せず。圧縮も問題なく、覗いてみた範囲では傷も無し。
・排気バルブ
後ろ側はばらして掃除済み。前側はエンジン降ろさないと抜けないようなので、出来る範囲でバルブ周りを掃除。SM記載の通りに調整済み。排気バルブのアルミの蓋がネジを緩めただけで割れたので、アロンアルファで修正しつつ、さらにCRAFTY特製アルミ削り出し被せ蓋を作成。
・オイルポンプ
動作に問題ないので、SM通りに調整
・ウォーターポンプ
同様に、SM通りに調整
・プラグ
NGKのPowerケーブル、プラグキャップに交換。プラグは前2気筒はBR8ES、後ろ2気筒はBR9ES
・エアクリーナー
純正新品に交換。ゴム部分も新品交換。
・キャブ
4気筒ともインナーパーツは全て新品に組み替えフルO/H。今回の一番の難関。
![イメージ 8]()
3気筒はスロージェット全く抜けず、フロートピンホルダーも一つ折れ、チョークバルブも固着して抜けないという、キャブで起こり得る惨劇全てが起こっていた感じ。
・ワイヤー、ホース類
アクセルワイヤー、チョークワイヤー、クラッチワイヤー、排気バルブワイヤーを新品交換
キャブ及びオイルポンプ周りのフューエルライン、オイルラインを全て新品交換
今回の作業で、エンジンをおろして分解しなくて済んだのは幸いでした。
■電装系
・純正メーターのバックライトをLED化
・ディトナのデジタルタコメータ、KOSOの電圧計、無名メーカーのギヤポジションインジゲータを追加装着
デジタルタコメーターについて、当初、点火パルス信号はイグニッションコイルのハーネスから取得していたのだけど、どうもノイズが多いのか表示が安定しない。アイドリングでは1200rpmでちゃんと表示するのに、4000rpmくらいでパーシャルにすると、6000rpm~800rpmあたりの数値を行ったり来たりする感じ。
そこで、パルス取得をプラグコードにセンサーケーブルを巻きつける方法に変更したところ安定して正常な回転数を表示するようになった。
また、メーター周りのハーネスの劣化がかなりひどく、結構なレベルで作り直している。
このあたりも地味に時間がかかる面倒な作業でした。
ギヤポジションインジゲーターは、シフトペダルの動きを磁石で検知するタイプのとってもアナログなパーツ。未だにセンサーの位置決めに悩んでる。
■外装等
・外装
アッパーカウルはオートボーイ製のFRPカウル、Fフェンダーはカーボン。それ以外はWWカラーの純正カウル。
右タンデムステップに右ピリオンステップが装着されていたので交換。
スクリーンはヤフオクのB級品スモークの新品。スクリーンボルトは金アルマイトのボルト。
ミラーは油冷初期型GSX-Rの純正ミラー。
アッパーカウルのナックル部分とFフェンダーにビートンさんによるピンストライプを施工。
![イメージ 10]()
・燈火類
Fウインカーは埋め込みタイプに変更。
ポジション球は口金電球からT10バルブが装着できるように加工。
ヘッドライト、テールライト、前後ウインカーをLEDに変更。ウインカーリレーもLED対応リレーに変更。
右のカウル下にピンクフォグ、テールカウル内にLEDくるくるテール装着。
ナンバー灯はLEDテープ。
・その他
ハンドルまわり(ハンドルバー、左右のスイッチ、クラッチレバー)はVJ22の純正。
バーエンドは赤アルマイトの悪魔工房在庫品、グリップはYAMAHA製TZグリップ。
トップブリッジにアクセサリーバー追加、スマホホルダーとシガーソケット+USB端子を装着
![イメージ 11]()
おいらが歴代のガンマ・WOLFに受け継いできた、ナンバープレートホルダーと、80年代テイスト抜群のリフレクターナンバーボルトを装着
フューエルキャッチタンクはKISS製。
錆びて折れてたミラーステーは新品交換、その他カウルステー類やバッテリーケース等、金属ステー類はサビを落としてシャシーブラックで塗装。
2stオイルはWAKO'sの2CT。今のオイルがなくなったらAMSOILのインターセプターに変更する。
【今後の予定】
・シフトセンサーの微調整
・固定ステップのバックステップかエンジンスライダーの装着
・足回りの確認、セッティング、前後タイヤ交換
・Fディスク板の交換(5mm厚の適合品を探す)
・スガヤチャンバーの装着及び、それに伴うキャブセッティング
・クラッチホルダーの交換
・ハンドルをもう少し開きたいので、Φ50のハンドル交換
それでも、150kmほど走行したことで、色々わかってきたこともあるし、調子も良くなってきている気がする。
今回は備忘録も兼ねて、レストア作業等において、どんな作業をしてどんなパーツを使ったのかをメモしておくこととする。
足回りの吸気のセッティングについてはまだまだ煮詰めてる必要があるので、今回は割愛。
【F足回り関連】
・Fフォーク
GSX-R400R(GK76A)のSPフォーク+ウィニングラン製5cm延長キット。左インナーチューブは新品。右インナーチューブは中古品再利用。フォークはシール類全部交換のオーバーホール実施。フォークオイルの量と粘度はGK76Aの標準値。
・Fホイール周り
RGV250Γ(VJ22A)STDのノーマルFホイールをウレタン白で再塗装+ベアリング新品交換+アルミエアバルブに変更。リムの側面にはダークピンクのリムテープ、リムの内側には蛍光ピンクのリムテープ。アクスルシャフトはVJ22Aの純正品。アクスルボルトにはチタンボルトを採用。タイヤはCRAFTYに在庫していたミシュランのパイロットロード3(120/60-17)
・ステム周り
RGV250Γ(VJ22A)STDの三叉をステムシャフト打ち替えで流用。キーシリンダーはヨンガン純正を使用し、ハンドルロック出来るようにトップブリッジ側を加工。ハンドルストッパーも加工済みで、ハンドルの切れ角はノーマルより少なくなっている。
・Fブレーキまわり
マスターはブレンボのラジアルポンプΦ16、キャリパーはブレンボ鋳造ストリート、ホースはステンメッシュ。パッドはブレンボ純正。マスタータンクもブレンボで、タンクステーはアルミ棒を曲げたやつでスッキリと装着。
FディスクもVJ22AのSTDディスク(インナーが鉄なのがSTD、アルミなのがSPなのです)。厚さが4mmなのでそろそろ交換時期。キャリパーサポートはMrGo!ちゃんから譲り受けたもの。
・Fフェンダー
メーカー不明のカーボン製。悪魔工房に10年近く在庫していたもの。元々の穴の位置で固定しようとするとタイヤにぶち当たってしまうので、ステーを作って少し浮かせる感じで装着。
・メーターケーブル
VJ22用の純正ケーブル+5cmの延長ケーブル(ハリケーンだったかな?昔セローで使ってたやつ)
・ステアリングダンパー
NHK製のヨンガン用+Φ54フォーククランプで装着
【R足回り関連】
・Rホイール
VJ22A用の4.5J17インチホイール。蛍光ピンクに塗装。タイヤはメッツラーのレンスポルト150/60-17。ホイールベアリングは新品交換。エアバルブもアルミバルブに変更。
・Rブレーキまわり
RキャリパーとRマスターはインナーパーツ全交換のフルO/H。外側は耐熱ブラック塗装。トルクロッドも黒に塗装。
ブレーキホースはステンメッシュ。Rディスクはヨンガンの純正。ディスクボルトはVJ22用の純正ボルト。VJ22ボルトを使うために、ヨンガンのディスクのボルト穴をΦ8mm→Φ10mmへ拡大。
キャリパーボルトを長いものに変更し、10mmのカラーを使い内側へキャリパーをオフセット。
アクスルシャフトはヨンガン純正、ホイールカラー類はVJ22用なのかヨンガン用なのか詳細不明。
・動力伝達系
チェーンは新品の525サイズ。ドリブンスプロケは元々付いてたアファムを流用。ハブダンパーは新品交換、スプロケハブは掃除して黒塗装。スプロケオフセット用のカラーが装着されていたのでそれもそのまま流用。多分、リヤホイールはオートボーイ製のVJ22ホイール移植キットで組まれているっぽい。
ドライブスプロケは純正を装着。前オーナーはチェーンライン合わせのためか、ドライブスプロケ内側にワッシャーを入れていたが、それによりスプロケの噛み合わせが薄くなっていたようでドライブシャフトのスプロケットスプラインが削れてなくなってしまっていた為、今回はワッシャー無しで純正スプロケを装着。とりあえず残っていたスプラインでスプロケットとシャフトは噛み合うことが出来た。チェーンラインは多少ズレているのかもしれないが、これはスプロケットの削れ方などを注意深く観察することとする。
ドライブスプロケットカバーはΓのロゴを象った、削りだしカバーに変更。
そのまま装着したらチェンジロッドが当たってしまったので、数ミリ内側に追い込むように加工。
・Rサス周り
RサスペンションはGSX750S3用のオーリンズ。全長が30mmほど長いためかなりのケツ上げとなっている。オートボーイ製と思われる車高調リンクは一番短く調整済みだが、それでも純正より結構ケツ上げ。
おいらが重量級ってこともあり、Rサスは良い仕事をしてくれている。
【エンジンまわり、吸排気系】
・腰下
分解せず。特に異音もしないので様子見。クラッチも開けていないのだが、滑りもなく好調。
・腰上
分解せず。圧縮も問題なく、覗いてみた範囲では傷も無し。
後ろ側はばらして掃除済み。前側はエンジン降ろさないと抜けないようなので、出来る範囲でバルブ周りを掃除。SM記載の通りに調整済み。排気バルブのアルミの蓋がネジを緩めただけで割れたので、アロンアルファで修正しつつ、さらにCRAFTY特製アルミ削り出し被せ蓋を作成。
・オイルポンプ
動作に問題ないので、SM通りに調整
・ウォーターポンプ
同様に、SM通りに調整
・プラグ
NGKのPowerケーブル、プラグキャップに交換。プラグは前2気筒はBR8ES、後ろ2気筒はBR9ES
・エアクリーナー
純正新品に交換。ゴム部分も新品交換。
・キャブ
4気筒ともインナーパーツは全て新品に組み替えフルO/H。今回の一番の難関。
3気筒はスロージェット全く抜けず、フロートピンホルダーも一つ折れ、チョークバルブも固着して抜けないという、キャブで起こり得る惨劇全てが起こっていた感じ。
・ワイヤー、ホース類
アクセルワイヤー、チョークワイヤー、クラッチワイヤー、排気バルブワイヤーを新品交換
キャブ及びオイルポンプ周りのフューエルライン、オイルラインを全て新品交換
今回の作業で、エンジンをおろして分解しなくて済んだのは幸いでした。
■電装系
・純正メーターのバックライトをLED化
・ディトナのデジタルタコメータ、KOSOの電圧計、無名メーカーのギヤポジションインジゲータを追加装着
そこで、パルス取得をプラグコードにセンサーケーブルを巻きつける方法に変更したところ安定して正常な回転数を表示するようになった。
また、メーター周りのハーネスの劣化がかなりひどく、結構なレベルで作り直している。
このあたりも地味に時間がかかる面倒な作業でした。
ギヤポジションインジゲーターは、シフトペダルの動きを磁石で検知するタイプのとってもアナログなパーツ。未だにセンサーの位置決めに悩んでる。
■外装等
アッパーカウルはオートボーイ製のFRPカウル、Fフェンダーはカーボン。それ以外はWWカラーの純正カウル。
右タンデムステップに右ピリオンステップが装着されていたので交換。
スクリーンはヤフオクのB級品スモークの新品。スクリーンボルトは金アルマイトのボルト。
ミラーは油冷初期型GSX-Rの純正ミラー。
アッパーカウルのナックル部分とFフェンダーにビートンさんによるピンストライプを施工。
・燈火類
Fウインカーは埋め込みタイプに変更。
ポジション球は口金電球からT10バルブが装着できるように加工。
ヘッドライト、テールライト、前後ウインカーをLEDに変更。ウインカーリレーもLED対応リレーに変更。
右のカウル下にピンクフォグ、テールカウル内にLEDくるくるテール装着。
ナンバー灯はLEDテープ。
・その他
ハンドルまわり(ハンドルバー、左右のスイッチ、クラッチレバー)はVJ22の純正。
バーエンドは赤アルマイトの悪魔工房在庫品、グリップはYAMAHA製TZグリップ。
トップブリッジにアクセサリーバー追加、スマホホルダーとシガーソケット+USB端子を装着
おいらが歴代のガンマ・WOLFに受け継いできた、ナンバープレートホルダーと、80年代テイスト抜群のリフレクターナンバーボルトを装着
フューエルキャッチタンクはKISS製。
錆びて折れてたミラーステーは新品交換、その他カウルステー類やバッテリーケース等、金属ステー類はサビを落としてシャシーブラックで塗装。
2stオイルはWAKO'sの2CT。今のオイルがなくなったらAMSOILのインターセプターに変更する。
【今後の予定】
・シフトセンサーの微調整
・固定ステップのバックステップかエンジンスライダーの装着
・足回りの確認、セッティング、前後タイヤ交換
・Fディスク板の交換(5mm厚の適合品を探す)
・スガヤチャンバーの装着及び、それに伴うキャブセッティング
・クラッチホルダーの交換
・ハンドルをもう少し開きたいので、Φ50のハンドル交換